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今時のLiquid Crystal Displayはなかなかに

え~、またまたトホホなPCネタで恐れ入ります。m(_ _)m
私のメインPCはAcerの安物21インチ液晶モニター2枚をデュアルディスプレイにして使用しているんですが、そのうちの一枚が電源を入れると一瞬だけついて直後にダウンするようになってしまいました。すぐにPCの師匠M君に電話して症状を伝えると「あ~、それはモニターの基盤のコンデンサーがどこか一個パンクしとるねー。モニターのバックライトが切れる前にそうなることが多いんよ。こないだもお客さんとこでおんなじような症状のパネルみてきたとこ。え、6年も使うたん?ま、寿命やね。」とにべもないお返事…。(涙)



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というわけで今回は写真表示に適した液晶モニター編。ああ、奥深っ。懐にもかなり痛っ。(苦笑) 

それにしても液晶パネルってここ数年で性能はUPして、しかもうんとお安くなりましたが、みなさんはどんなモニターをお使いでしょうか?




昔、私がまだMacユーザーで、ポスター制作なんぞを請け負ったりしていた頃には、ビデオボードを二枚差しにして中古で買った巨大な筐体のナナオのFlex Scan CRT21インチモニターをメインディスプレイに、SONY製17インチモニター「Multiscan 17sf II」をサブディスプレイとして使用してました。その当時からナナオのモニターはプロユース。値段は高いけど色再現性の良さや、プリンターのキャリブレーションがちゃんとれること、長時間作業しても目に優しいことなど…やっぱりナナオブランドはたいしたモノでした。特にメリハリのきいた高コントラスト画質が特徴だったSONY製モニターと並べて使ってるからその良さがよくわかりましたっけ…。(^^;)
今時のLiquid Crystal Displayはなかなかに_b0227088_16564997.jpg

というわけで、今回私が導入したのはそのナナオ(=EIZO)の液晶モニター「FORIS FS2332」。ナナオのデザイン&映像業界御用達の高級モニターはそれこそお値段の桁がひとつ違いますが、今や一般的な液晶パネルの値段はどんどん下落中。各社バックライトのLED化が進む中、なかなかLED化に踏み切らなかったナナオがようやく重い腰を上げて作ったLEDバックライト内蔵のエントリーなこの一枚。ちなみにお値段は最安29,000円台。これなら買えるっ。ああ、これで十ン年ぶりに私もナナオユーザーに復帰です。(笑)


Amazonで朝ポチッて、その日の夕方に届いた液晶モニターはパネルのドット欠けもない大正解品。では早速、メインモニターとして使ってみてのファーストインプレッションをば。(^^)

・デザインは無骨でがっしり角張っていて、全く今風ではなく可愛くもありません。ここまで外連味も何もないといっそアッパレ。女子にはもてんタイプと 見た。(笑)

・ノングレアタイプの広視野角IPSパネルはチラツキやギラツキもなく、10bit-LUTによるガンマ補正で滑らかな階調表現です。特に目に優しい発色  は流石にナナオ。安物LEDバックライトにありがちな白の青かぶりもありません。

・コントラストもしっかり出てます。量販店の店頭にコントラスト比8000:1の三菱の機械と並んでいたので、店員さんと一緒に同じ画像を表示させてじ っくりと見比べてきました。で、軍配が上がったのはコントラスト比1000:1の当機。明らかにこちらの方がくっきりすっきり見えたのは、入力信号をフ レームごとに解析し、表示する部分によって最適に調整してくれる超解像技術「Smart Resolution」のおかげでしょうか?

・本機はエンターテインメント液晶モニターと位置づけられています。応答速度は6msとそう速くはないけど、オーバードライブ回路を搭載していて動画 表示の応答速度を高速化して残像感を低減してるらしい。すごくきれいにDVDも動画サイトも観られます。ゲームしない私にはあまり関係ないけど  ゲームに対応したモードも有り。HDMI×2も実装していてエンタメ系の人にはうれしいでしょうね。

・モニターの調整項目は豊富。カード型リモコンでの操作になりますが、これは少しショボイかも。本体スイッチからは、電源オンオフとボリュームの上 げ下げ、そして入力切替しか出来ません。でもまあ、一度調整したらずっとそのまんま使うだろうからどちらでもいいんですけど、私の場合はリモコン 紛失しそうでそっちの方が怖い。(笑) あ、添付ソフト「ScreenManager Pro for LCD」をインストールするとPC上からも調整できます。

・周囲の明るさを認識して、画面の明るさを自動調整する「Auto EcoView」をオンにすると暗い部屋でもまぶしくない。しかも、消費電力25%カット  はかなりの省エネ効果。

・今まで一部の上位機種でしか使えなかった別売のカラーマッチングツール「EIZO EasyPIX」に対応。簡単な操作でプリンターと液晶モニターのキ ャリブがとれるのもすごいです。昔、私が苦労していたのを思うと隔世の感があります。

・ドット欠けは別にして、以前からナナオの製品保証には定評がありましたが、本機も5年間(パネル部分は3年間)の保証付き。これはヒジョ~にうれ しいです。


総評
ネット上でもコストパフォーマンスの高さが大評判のこのエントリーモニター。このお値段で最新技術搭載のナナオのディスプレイが買えるっていうのは素晴らしいです。プロの視点で上を見りゃきりのないこの世界ですが、趣味で写真を撮るレベルで、他の用途にも使いたいとなればいい選択かも。「これぞPCのディスプレイ!」っていう質実剛健な角張ったデザインと、他社製23インチのパネルよりちょいとお値段が張ることさえ容認できりゃ買いでしょうね。何より目に優しいのと、自分の撮った写真の本来の色が正確に再現できるところがうれしいです。先立つものさえあれば、この際だし今回並べて比べてよくわかった色ムラのひどいもう一枚のAcerも買い換えたいところです。


あ、EIZOのサイト内にスペシャルコンテンツ「写真愛好家のためのモニター選び」というページを見つけたのでリンク張っときますね~。(^^)
ついでにこっちも!「ナナオ本気の超解像モニター!」 byスタパ齋藤 (笑)


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以上、液晶モニター買っちゃったの顛末、一巻の終わり~。m(_ _)m

by borderlines | 2012-06-03 00:01 | PC

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