金沢弾丸日帰り旅行 21美 その5
21美中央の円形展示室では2014年9月13日(土) - 2014年10月13日(月)まで、『粟津潔、マクリヒロゲル1 美術が野を走る:粟津潔とパフォーマンス』展が開催されていました。
粟津潔(1929-2009)といえば日本を代表するグラフィックデザイナーですが、その仕事ぶりは絵画やポスターから、マンガ、映画美術、パフォーマンスや空間設計まで幅広く、代表的なものだけを取りあげても「サンパウロビエンナーレ」や「大阪万博」はもとより「天井桟敷」、「メタボリズム」、「出雲大社」、「高速道路の標識フォント」まで多岐に及び、まさに戦後日本をデザインした男なのでありますね。(^^)
粟津潔の何が凄いって、彼の美術は全て独学であるということです。
私たちが訪れたのは奇しくも展覧会初日。展示室の外壁にぐるりと描かれた鷲尾友公氏の『seven years one day』と題された50メートルの大壁画が圧倒的なスケールで目に入ります。
自ら粟津潔の影響を公言する彼が、彼自身初のスケールでこの展覧会にあわせて本作を手がけました。
この作品は今回の展示品の中で金光男のEXHIBITIONとともに私的にインパクトが強かったです。(^^)
by borderlines | 2014-10-21 06:48 | 旅先