鷺 その2
鷺は餌場近くの見晴らしが良くて小高い雑木林などに「コロニー」と呼ばれる集団繁殖地を作ったり、今年巣立ちしたばかりの幼鳥も集団に加わって「ルースト」と呼ばれる集団ねぐらを形成したりするようです。これを「サギ山」と言うのですが、この河川敷の場合、その規模がものすごく大きい。数えてみたくもないのですが、ざっと見渡しても数百羽はいるのではないでしょうか。(^^;)
今は繁殖期じゃないのでこのサギ山はルーストの方ですね。
こちらはルーストのすぐ横の餌場になっている河川敷。彼らはほぼ一日中ここから動こうとしません。
下流もこんな感じ。
ここにこれだけの数の鷺を養うだけの魚がいるとはちょっと思えないな~、と思いながら川面を覗いてビックリ。
琵琶湖に流れ込む主な河川と河口付近は水産資源保護のために毎年8月21日から11月末日までの期間、コアユをはじめ、ビワマスやハスなど全ての魚が禁漁になります。従って、この時期は川を産卵のために遡上してくる魚がウジャウジャと泳いでいるわけですね。実は数ある琵琶湖の流入河川のなかでも、この川が占めるコアユの産卵量の比率は全体の25%と非常に大きいのであります。これなら餌も食べ放題。道理で鷺が群れるわけですな。
で、上空ではトビとカラスとミサゴが制空権争いを繰り広げていました。(^^)
ミサゴが上空から魚めがけて水の中に飛び込む狩りを初めて目にしましたが、シグマDP3 Merrillでは追い切れず。m(_ _)m
by borderlines | 2014-09-14 09:37 | 自然