Bokeh Monster その2
前回の続き。
Meyerは1896年創業のドイツの名門老舗メーカーで、戦前はCarl Zeiss財団と並んで、ドイツの二大光学メーカーとして君臨していました。戦後はロシアの社会主義体制下で解体され、1968年にカールツァイス・イエナと共にPENTACON人民公社に吸収され、1990年ドイツ統一に伴い競争力を失ってその歴史に幕を下ろしています。
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どうやらPentaconレンズの元になったのはMeyerのレンズだったとの非常に有力な説もある一方で、Pentacon 2.8/135や1966-1970年に登場しているゼブラのMeyer Orestor2.8/100 (5枚玉)は西側Sonnar とほぼ同じとの説もあり…果たして私のMeyer Orestor 200mm/F4も中身はSonnarか?
本来のMeyer Optik社製レンズのボケ味の特徴は何といってもピント面からボケの領域まで区切りなく連続的に変化してゆくボケの豊かな階調と、ハイライトの「滲み」でして、ソフトな写りは女性ポートレートにぴったりとの評判です。ハイライトが滲まないMeyerなんてMeyerじゃな~い!と思うのですが、作例の写り具合から見たみなさんの判定は如何に?(笑)
って聞いても、奥びわスポーツの森の蓮の作例ばかりじゃわかんないだろうなあ…ゼブラだしやっぱり中身はSonnarかな、こりゃ。(笑)
by borderlines | 2011-08-16 13:28 | レンズ